私は部屋の中にある本や書類やら契約書やら一切の紙を、一部を除いて全て電子化しました。今は電子書籍化した本をスマートフォンに移して読んでいます。

私は書籍や書類などの「紙」を電子化(デジタル化)することにより、表現しづらいのですが、すごくスッキリ?したので、この電子化したことによる感情や、思ったことを共有したいと思います。

結論からいうと、やってよかったです。おすすめです。

今では老若男女、お年寄りでさえ持っているスマートフォンやタブレット。持ち運べるデバイスの普及により、あらゆるもののデジタル化が加速してゆくでしょう。

デジタル化が加速したことにより、電子データ化された本は、何百冊という圧倒的な単位で気軽に持ち歩くことができるようになりました。あたかも本棚をまるごと持ち運んでいるのと同じ様にです。

本棚を持ち運ぶなんて、旅のお供に2、3冊程度本をポケットに入れて出発していた、ひと昔前ではできませんでしたが、今はスマートフォンやタブレットの普及により実現可能になりました。

電子化(デジタル化)の恩恵はそれだけではありません、本棚をまるごと持ち運んでいるわけですから、書斎が移動できるということです。タクシーの中や飛行機の機内や旅館など、座った場所、そこが書斎になります。

さらに元あった書斎という場所、空間が必要なくなるわけですから、部屋を賃貸するとき、書斎部屋を考慮する必要がなく、今より安い部屋を借りることができます。

書斎以外にも、もっと大量に本を所有している方がいるならば、部屋の一つをまるまる図書部屋、倉庫部屋として利用している方もいると思います。これも本の電子化により、図書部屋が必要がなくなります。

いかがでしょうか、電子化はつまるところ、不動産にまで行き着くのですね。この感覚、家の概念の一部が変わってしまったという感覚、本を読むために家に帰る、という行動をしなくなった、一つの習慣が消えてしまった感覚、今まで縛られていた何かから解放されたような感覚。電子化による副作用がグルグルと私の頭の中を駆け回っています。そのうち慣れて忘れてしまうのでしょうけど。

まだ心の整理がついていませんが、やってよかったと思っています。以上が私が書籍を電子化した体験談でした。まとめます。

よかったこと

場所をとらない

電子データになると、もともと本棚にあった本が、保存するデバイス(ハードディスク、SSD、BD-R、DVD-R、SDカードなど)にもよりますが、おおよそ手のひらサイズになります。少し無理すれば、ポケットに入るくらいの大きさです。

具体的にデータ量で言うと、ファイルの保存方法にもよりますが、私は本1冊およそ100M平均くらいで保存しているので、1T保存できるデバイスがあれば、その中に約10,000冊の本が保存できる計算になります。

さすがに本を10,000冊も持っているご家庭はそれほどいないでしょうから、電子化するにしてもだいたい何かのデバイス1つで物足りるはずです。

電子データ化後のデバイスの置き場所は気にしないレベルです。ハードディスク1つの置き場所くらいで、悩んだりしないですよね?

もう本を買いこみすぎて、床の抜ける心配をする必要がありません。

劣化したり破れたりしない

電子データ化されているので、紙と違って劣化したり破れたりしません。電子データが消えたりしなければ、ほぼ永久に残ることになります。紙のように雨が降って濡れてパリパリになったりしません。

検索ですぐ読むことができる

電子データ化されているので、データはコンピュータ内部の機構の一部として扱われます。そして、コンピュータの機能には、データを検索する機能があるので、この検索機能を利用して目的のファイルを素早く検索することができます。

例えば、10,000冊の中からあるタイトルを探すとして、コンピュータ上では一瞬ですが、本棚だと丸1日かかる作業ではないでしょうか?本の検索は、冊数が多ければ多いほど、強力な威力を発揮します。

またコンピュータには、ファイルを移動させる機能があるので、電子データの整理・分類も楽々管理することができます。

部屋にスペースができる

本を電子データにすることによって、もともと本を置いていた場所に、本を置く必要がなくなり、本がなくなれば当然、本棚も必要なくなります。結果、そこにスペースができることになります。空いたスペースをどうするかは自由です。新たな趣味の場所にしてもよし、テレワークの場所にしてもよしです。また、先にお話ししましたが、今より狭い部屋、安い部屋に引っ越すのもありだと思います。

ストレスが減った

電子データ化する前と後で感じたことは、ささいな差でしかありませんが、思っていたより圧迫によるストレスを受けていた、ということです。

私は本を本棚に背表紙が見えるように立てて置いていたわけですが、文字の大小や色の違いや本の大きさによって、全体の見た目がごちゃごちゃして、どうしても見栄えが良くなく、気になってしまっていたことです。

気になっていたので、前面にカーテンのような布を付けたのですが、すると壁の色とカーテンの色の違いが気になってしまい、極々小さなストレスになっていたことです。

また、めったにありませんが、体が本棚に軽く触れたり、足の小指をぶつけたりするのも、ストレスだっだんだと本棚が無くなってから思いました。

足の小指をぶつけたりするのは、そこに物があるからぶつけている訳で、本棚が無い、ぶつかるものがなければ、足の小指も怪我をすることはありません。

人によっては気にならない方もいるとは思いますが、私は物による圧迫感からのストレスを感じていたんだなと、本棚が無くなってから気づきました。今は本棚がなくなってスッキリしています。

よくなかったこと

お金がかかる

電子データ化するために必要なものは、パソコン、スキャナ、裁断機が必要です。パソコンは持っていると仮定して、スキャナと裁断機は新たに購入する必要があります。

そして、スキャナと裁断機を購入するには、安くても数万円のお金が必要で、本の電子化をするためにお金がかかったのが良くなかったです。

出力する方のプリンタはあんなに安いのに、なぜスキャナの値段は高いのでしょうか?と、闇を感じたところで、とにかく電子データ化は最初に大きめのお金がかかるため、参入障壁のようになっています。

書籍を電子化するのに数年かかった

私が本一冊を電子データ化するのには、早い時もありますが、だいたい1時間くらいかかっています。

仮に本を3,000冊データ化をしようとすると、単純に約3,000時間かかります。これは一日でサクッとできるような時間ではなく、長期的なプロジェクトとして臨まなければなりません。

仕方がないので、私は暇なときやYoutubeを観ているときや、空いた時間にチョコチョコとデータ化作業をしていました。そしてチョコチョコと作業し続けた結果、すべてが終わるまで数年かかりました。

この点については、作業する時間のぶんを、勉強の時間に有効活用するとか、他の誰かに作業を頼むとか、効率を考えたほうが良かったのかなとも思っています。あまり良くなかったです。

時間を取るか、部屋の狭さを取るか、バランスが大事だと思います。

以上、私が感じた書籍の電子化について良かったこと、よくなかったことのまとめでした。時間とお金がかかりましたが、その後のストレスを比較したら、差し引きトータルでやってよかったと思っています。

書籍のデジタル化の勧め